篠山市より任天堂Switch Lite ブルースクリーンでご依頼いただきました。

起動させると画面が真っ青に表示されるブルースクリーンという症状ですがこちらは液晶画面が故障している訳ではなく基本的にはメイン基板の故障が原因です。
Switchの故障の中でブルースクリーンはかなり重度の故障となりますので修理料金を考慮しても内部のデータ復旧が目的でなければ別の本体購入をオススメします。

今回は内部データの為に修理をご希望でしたので作業を進めます。
ブルースクリーンになるとデータの移行も出来ないのでデータがどうしてもの場合は起動させるしかありません。

基本的にブルースクリーンが発生している端末は本体自体が湾曲しているケースがほとんどで復旧後も長く使用するのは難しいです。
本体が曲がる→基板も曲がる→ブルースクリーンの主な原因であるCPUやメモリチップが基板から剥離するで発生するケースが多いのですが稀にシステム損傷が原因でブルースクリーンになる事もあり原因の切り分けが大事になります。

まずはメインICのCPUを高温で取り外します。

CPUを取り外してみると基板側の銀色の丸い接点が1カ所剥離し無くなっており今回はこちらがブルースクリーンの原因のようです。

この小さな接点は1ミリ以下の大きさで1円玉と比較するとこのようなサイズ感です。
CPUを再度取り付ける為には剥離して消失した接点を高度な技術で再生させる必要がございますので修復作業を行います。
基板側の修復が終わると次は取り外しクリーニングしたCPUに小さな半田のボールを1000個近く均等に取り付けるリボール作業を行いますがこちらもかなりの技術が必要です。
リボール後はこのように全て均等に綺麗な半田ボールが実装出来ています。

後は再度基板にリボールしたCPUを元通り実装し動作確認を行います。
作業後は問題なく正常に起動出来るようになりましたのでデータ移行も可能です。
2時間程で修理完了です。

ブルースクリーンはSwitchの故障の中でも特に重度の故障ですので修理も難しくなります。
当店ではこのような修理も対応しておりますのでお困りの際はお気軽にご相談下さいませ。

任天堂Switch Lite ブルースクリーン→基板修理　￥19,800（税込）
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